工場における、現状での水処理の問題 ⑧

2010年12月2日

 今回は、設備についてお話したいと思います。

 既存の冷却設備、クーリングタワー・熱交換器・冷凍機等様々なものが存在します

が、実際にこれらの設備の寿命はどうなのでしょうか。

 使用環境やメンテナンスにもよりますが、おおよそどの機器でもひとつの目安の年数

があります。その年数とは約15年です。ではこの15年の数字はどこからきたのでしょ

うか?

 水に関連する機器のほぼ全ての機器に用いられているもの、それは鉄です。実際に

は、ステンレスの形(304,316L等)で用いられております。このステンレス、一般に

錆びない金属だと思われがちですが、実際には錆びにくいだけでステンレスも錆

びてしまいます。そして、ステンレスを錆びさせる一番の要因は塩素なのです。

 水道水・工業用水問わず、塩素が含まれていない水は殆ど存在しません。水道

水には殺菌成分として含まれておりますし、土壌にも塩素は存在するため、河川水や

湖沼の水にも含まれます。それこそ純水生成でも行なえば別ですが、それ以外はほぼ

100%塩素は含まれています。つまり、錆びにくいステンレスといえど、一番の敵で

ある塩素に日々晒されていることになるのです。

 ステンレスの寿命は、一般的には約30年とされております。(種類によっても異なり

ます。)しかしながら、塩素と接触することによりどんどんとその寿命は短くなって

いきます。そして、ほぼ15年(当然もっと短期になることも珍しくありません。)で、耐用

限界となるのです。錆びにくい金属のステンレス、機器の本体を構成しております。し

かしこの様に本体そのものが腐食してしまえば、その機器の耐用限界となってし

まうのです。

 以下、実際に弊社が見聞きした事例です。

 ・K社

   工場メインフレームのステンレス管が13年で破断。工場が半年に渡って操業

   となる事態に。(水は湖沼の水を使用、薬剤無添加)

 ・D社

   冷却水配管に3箇所のピンホール発生。(孔喰と呼ばれる穴あき現象。)敷設6

   年、当初は塩素系薬剤使用。

 ・H社

   冷却塔の底が抜ける。敷設10年、水道水使用に加え、沿岸部であり塩害

   あった。

 ・美浜原発

   8年目の配管が破断。塩素による錆びの発生により肉厚のステンレス配管

   が肉べりを起こし、水圧の負荷に負けた。

 しかし、銅イオンを用いればこの塩害を容易に減らすことができます。これまで、清掃

コストについてお話してきましたが、実際の設備更新のコストも、当然削減していか

ばなりません。そんなときにも、銅イオンをお役にたてるのです。一度、設備更新

の時期と価格、そのあたりもお考え下さい。弊社は、随時ご対応させて頂きま

すので気軽にご相談下さい。