環境への配慮

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私たちは、環境負荷低減を目指します。

循環冷却水系がプロセスに与える影響

循環冷却水には、通常工業用水や地下水の使用が主なものとなっております。
工業用水は都道府県ごとに基準を定めておりますが、地域により水質は様々です。

水に含まれている成分の中には、今まで述べてきた様に冷却塔・配管・装置や機器に対し、サビ・スケール・スライムや藻などの使用目的とする冷却作用に障害となる物質が多く含まれています。
スライムや藻などは気候条件の影響も多くみられます。
また、汚染された大気から循環水の水質が悪化するケースもあります。

この様な障害物が発生すると、プロセスにどの様な影響が出るかを再考してみる必要があります。
そして、これらの現象を取り除くことが、環境やエコロジー対策に直結し、寄与するといっても過言ではありません。
つまり、循環冷却水の処理で、障害物を除去しプロセスを円滑に作動させる為には、現段階で最強の効果を発揮できる銅イオン処理が最適であると推奨いたします。

銅イオン処理と環境問題 ー3Rー

ここ数年、国内での工業用水の使用量はさほど増加しておりません。
これは大量の水を使用される企業の努力により、汚れた水の再生再利用が成されているからなのです。
つまり、環境やエコロジーを配慮した3Rの積極的な導入が行われているからなのです。

ここで、再度循環冷却水の銅イオン処理と薬剤処理の違いを、環境やエコロジーの根幹となる3Rで検証してみたいと思います。
まず、REDUCEですが、減らす・削減といった意味があります。
循環冷却水は、製造過程での機械のコントールから製品冷却、空調まで全ての用途を担っております。
通常のやり方では、循環冷却水はどんどん濃縮し結果としてサビやスケールといった成分が析出し熱交換効率が悪化してゆきます。
熱交換効率の悪化は、製品の出来やロット数、設備の寿命から働く人への負担と多大なる影響を及ぼします。
その為できるだけ冷やし易くする為にどんどん補給し、水を使い続ける事になってしまうのです。

しかし、熱交換効率が悪化しなければ、循環冷却水の使用量をREDUCEすることができるのです。そして、それは今使っている循環冷却水をもREUCEする事ともなるのです。
この事は、当然の事ながら対策に各企業も取り組んでいます。
その大半は、循環冷却水に薬剤を注入することで担われております。
しかし、薬剤の使用においては様々な問題が取りざたされており、中でも大きくは以下の2つがあげられます。

一つ目は効果・有効性に関しての事です。
前述の通り、大半が薬剤を使用しているにも拘らず各種の問題が発生し、企業は頭を痛めているのです。
これで効果があると言えるのでしょうか?

二つ目は、それこそ3Rの三つ目RECYCLEです。薬剤で汚された水を自然界に流すことが、果たしてこのRECYCLEに叶うことなのでしょうか?そして、その事は企業の根幹を揺るがす事にも成りかねません。

弊社の銅イオン水生成装置を用いれば、これらを満たした3Rを実現することができます。
銅イオンの電子交換による化学原理は明確にかつ速やかに効果を発揮します。
勿論、水に何も添加するわけではありませんので、そのまま排水いただいても何等問題はありません。
水も大切な資源です。循環水を工場内での再利用だけではなく一部放流する場合でも、薬剤を使用しない環境配慮型の銅イオン処理の無公害の安全な水であれば、外部での再利用が可能となるのです。

銅イオン生成装置を用いて、3Rを実現してみませんか?

ISOにも寄与

次に、銅イオン処理によるメリットとして、節水や節電効果が得られます。
これは、即ち資源の節約やエネルギーの減少に関わり、ISO-14000に寄与する事となります。
この様に循環冷却水の銅イオン処理は、間接的に地球を守る一端を担っております。
次項では、二酸化炭素の削減に関係する問題をとりあげてみます。

図解

二酸化炭素の排出と銅イオン

循環冷却系に銅イオンを使用すると、管内・冷却塔の付着物が排除されます。
その為、冷却塔における熱交換効率の上昇となります。

  • 熱交換効率の上昇=使用電力の低下
  • 配管内部浄化に伴う、ポンプへ負荷軽減
  • ポンプの負荷軽減=使用電力の低下
  • 電力使用量低下=二酸化炭素排出低下へつながる
  • 現状、化石燃料の使用⇒電力供給

銅イオンによる循環水系浄化による具体的なメリット

  • 配管内部にスケール堆積・・・一般的に1ミリ堆積で5%の熱交換効率のロス
  • スケール付着により、管口径の減少⇒ポンプへの負担
  • 熱交換効率の上昇・ポンプ負荷の軽減⇒装置の延命・消費電力の削減

例:R会社化学薬品工場の場合(使用冷却水は琵琶湖の水)

サビ・藻・・・琵琶湖条例の為、薬品は使用不可

  1. サビ・藻対策、特に藻やユスリカ(ボウフラ)対策でテスト実施決定。
  2. テスト開始。
  3. 効果を速やかに発揮し、藻は枯れ循環水へ。(濁り成分となる)電気伝導率が1万弱を記録。
  4. 併設するタワーは藻に覆われ、全体が緑色に染まる。テスト実施。タワーには、藻の再発生はない。

スケールの場合

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サビの場合

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藻・スライムの場合

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水全体に含まれる藻やスライム(死亡してても)は、水全体の伝導度を阻害いたします。
内壁に発生するは勿論ですが、死んでも上図の様に、伝導を阻害いたします。