水と空気の関係④

2013年06月17日

 空気には、ありとあらゆる成分が含まれております。これまでご説明してきた雑菌や塩分や鉄分です。これらを結果的に水に効率良く取り込む装置、それが冷却塔であると言えます。つまり、冷却水の水質を左右するのは空気のせいでもあるとも言えるのです。
 

 毒性をもった物質は、以外と数多く存在します。自然界でごく普通に見ることが多いものとし、硫化物があります。(硫酸イオン、SO2-を帯びるもの)これは、火山ガスや排気ガス、動物の体内から発生するガス等多岐に渡って含まれております。この硫化物、通常の水には殆ど含まれておりません。これが水に膨れる現象、これこそが空気の影響によるものなのです。
 

火山ガスはともかく、排気ガス等は周辺に満ち溢れております。当然、厳しい排出規制がありますので有害なレベルのものが排出されている訳ではありません。しかし、冷却塔の影響による有害なレベルまで濃縮されてしまうケースがあるのです。含まれてないはずの物質が冷却水から検出される、それは水質の変化ではなく、空気の影響によるものかもしれないのです。
 

次回も空気のお話を致します。