2013年05月7日

 今回は冷却塔に発生する泡について、お話したいと思います。
 
 先日、弊社のお客様からこんなご質問を頂戴しました。
 「冷却塔の中に、沢山の泡が発生しているのは何故でしょうか」
 この泡の正体は一体何なのでしょうか。
 
 泡の正体は、藻やスライムといった微生物の死骸です。死滅したこれらの死骸が水に流れて、冷却塔に溜まって泡になるのです。しかし、この泡、重要なサインでもあるのです。
 
 藻や微生物が死ぬと泡になります。これらが生存しにくい冬場や、銅イオンの効果が発揮されていると泡は頻繁に発生します。しかし、死骸とはいえ科学的には有機物ですので、このまま放置すると、スライムや他の雑菌の栄養源となってしまいます。つまり泡の大量発生は、ブローの目安の一つでもあるのです。
 
 反対に、泡が一切でない場合はどうでしょうか。その理由は2通り考えられます。
一つ目は、有機物が殆ど無い場合。この場合は、藻やスライム等が発生していないのですぐお解かりになると思います。
 二つ目は、藻やスライム等が発生しているのに泡がでていない場合です。つまり、泡の成分そのもの=藻やスライムになってしまっているのです。
 
 温度の上がるこのこれからの季節、泡の状態にも注意し冷却系統の保全に勤めて頂きたいと思います。