発電の効率~水力~

2012年02月23日

 最もエコな発電方法と言われているのが、水力発電です。確かに火力とは違いCO2や光に変換することなく発電が可能だからです。しかし、日本国内の水力発電は、とてもエコとは呼べないのです。
 

 水力発電に必要なもの、それは十分な水の量と水の勢いです。簡単に勢いを得るには高い所から水を落下させて勢いを得る必要があります。こうして作られたのがダムなのです。つまり水を大量に溜める事と高さを得るためにダムが必要なのです。しかし、このダムがエコにはほど遠いものなのです。
 

 ダムは川を堰きとめて水を溜めるものです。しかし溜まるのは水だけではありません。水と一緒に土砂も溜まるのです。つまりダムも使っていれば土砂により水の溜まる量がどんどん減少していくのです。土砂が溜まりきったダムはもはや発電には使うことができません。また、他の影響もあります。ダムより川下への影響は言うまでもありません。大量放水すれば洪水の危険もありますし、生態系への影響も甚大です。また、ダムの建設には巨額の費用が必要です。これだけ環境やお金に負荷をかける水力発電が果たしてエコと呼べるのでしょうか。以前ニュージーランドが世界有数の水力発電の国であることを、お話をしたと思います。ニュージーランドの場合、自然の中に巨大な滝が存在しその滝の流れを利用しているのです。しかし、日本ではそれほどの大きな滝はありません。水力発電を行うには、人工的にダムを作るしか方法がないのです。
 

 ダム建設を巡っては、既にニュースで色々取り沙汰されております。ダム建設の是非も勿論ですが、電気そのものを使わなくするのが一番のエコだといえるのです。