水のお話 ④

2011年04月22日

 今回は水自身の持つ特徴と、実際にその特徴をいかに利用しているかについてお話

したいと思います。

 熱伝導

 水は、熱を伝え易い特徴があります。空気は、空気自身が温まりやすく冷えやすい性

 質をもっています。水は逆に、温まりにくく冷えにくい性質です。夏場、6月の夏至の

 日が一番日光が沢山あたって暖かいはずなのに、一番の暑さは7~8月です。これ

 は、水(海水)の温度が空気と比べて温まりにくいため起こる現象です。7月のプール

 開きや海開きのとき、水を冷たく感じませんか。それだけ、空気より温まりにくいので

 す。その空気は水とは反対に温度が変わり易いので、水(海水)の温度の変化を受け

 ます。そのため、一番日が当たる夏至より1ヶ月以上たってから、一番気温が上昇す

 るのです。冬場、一番火が短い12月の冬至ではなく2月が一番寒いのも同じ理由で

 す。この性質を利用したものが風呂や湯たんぽです。また冷やすのであれば水に漬

 けて置くと、何もせず放置しておくより冷える速度が速くなります。これも同じ性質を利

 用しているのです。自動車やバイクは、昔は空冷式でした。(走行中の風でエンジンを

 冷やします。)しかし、エンジンが進歩し発生する熱が多くなったので、より良く冷える

 水冷式(水自身の作用で直接冷やす)になりました。最近では皆さんがお使いのパソ

 コン、これも水冷式が発売されてます。それだけ水冷式の方が冷えるのです。この水

 の性質、昔から我々は様々な形で利用しているのです。