実例に伴うQ&A タイ

2011年02月17日

 今回も外国、タイでの事例をお話したいと思います。

 今回の相談は、日本国内の企業からの始まりです。その会社は自動車部品の製造

会社です。「スケール対策での相談」とのことでお伺いしましたところ、タイの工場で

のお話でした。そこで詳しくお話をお聞きしたところ、次の問題が判明致しました。

 1.スケールの量が尋常ではなく、清掃不可能となって配管ごと取り替えた。

 2.原水(現地の工業用水)の質が悪く、製品洗浄には使用できない。

 3.洗浄用水として、RO処理された水をわざわざ購入している。

 4.排水規制は厳しく、安易な薬剤処理はできない。

4に関しては、世界レベルで当然の事です。これは国がどこかの問題ではありません。

しかし、1~3については、どこかでお聞きした内容ではないでしょうか?

そうです、前回お話させて頂いた中国と全く同じ内容です。

これは、国の違いではなく地理が大きく影響を与えているのです。

以前お話しましたアジア圏のお話が、まさにこれにあてはまります。

 タイには、世界でも有数の大河、メコン川が流れております。豊かな恵みを育む川で

すが源流は中国のチベット高原です。つまり、チベットからタイに至るまでの間、様々な

物質が水に溶け込みます。その結果が、スケールの大量発生となるのです。そしてこ

れはメコン川流域の他の国(中国、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム)全て同じ

ことが発生していることの証明にもなるのです。

 中国とタイ、2カ国のお話をさせて頂きましたが、前述の通り大陸では国境ではなく水

源によって水の環境が左右されます。アジア各国の水でお困りのみなさん、是非一度

ご相談下さい。単なる水処理ではなく、未来の水、そして環境全般の構築のお手伝い

をさせてください。どうぞ宜しく、お願い申し上げます。