実例に伴うQ&A ①

2011年01月13日

 K産業のケース

 大阪にてプラスチック製造を営んでいるK社から、相談を頂きました。複数なので、箇

条書きさせて頂きます。

 Q1、冷却水に対して、薬品使用をやめたい。代替品はないのか?

 Q2、現在は工業用水を使っているが、設備への負荷(汚れ)が激しい。水道水

    の方がいいのか?

 Q3、銅イオンでの弊害・デメリットは?

以上、3点のついてご質問頂きました。それに対しK社の実際の設備を見学させて頂い

た上で、次の通りに回答させていただきました。K社の現状は、スケールに悩まされて

おり、対策として少量の薬品とブロー頻度をやや多くしております。しかしながら、抜本

的な対策とはなりえてはおりませんでした。そこでスケール対策として回答致しました。

 A1、薬品の代わりに注目されている製品では、

     銅イオン装置

     軟水器

    が上げられます。また、もっとブロー頻度を高めるのも一つの方法です。

 A2、水道水は確かに綺麗な水ですが、いずれは汚れてしまいます。冷却塔が

    ある以上、外気から様々なものを取り込んでしまいます。水道水を使うな

    らば、ブローの頻度を増やし濃縮を避けることが一番のメリットだと思われ

    ます。

 A3、銅イオン以外の軟水器や、ブローを増やすことについて、メリット・デメリ

    トを調べてみます。

 銅イオン

  メリット  効果範囲が広く、薬剤を全く必要としない。清掃コスト・電力削減に伴うC

        O2削減と効用も大きい。

  デメリット 初期投資が比較的高額である。運用当初は使用水量が多い。

 軟水器

  メリット  スケール抑制には一番の方法。

  デメリット 初期投資が一番高額である。効果範囲が限定されている。(スケール

         は抑制できるが、既発生済のものには効果がない。サビや藻は、別途

         対策を行なう必要がある。)

 ブロー頻度を増やす

  メリット  濃縮させなければ、スケールの発生は防げる。

  デメリット 水のコストが増大する。特に、K社の排水は下水引き取りのため更にコ

        スト増に迫られる。また、水の使用量=対策ため、コスト削減に向かう方

        法がない。

 以上を回答とさせて頂きました。そして最終の結論は、やはり銅イオン装置の導入提

案と致しました。現在K社は、銅イオン装置の初期投資額に対し水コスト、清掃コストを

計算した償却シュミレーションを行なって、導入をご検討頂いております。