工場における、現状での水処理の問題 ⑪

2011年01月6日

 新年、明けましておめでとう御座います。

 今年も、宜しくお願い申し上げます。

 さて、新年1回目は、スケールについての根本的問題をお話したいと思います。

 Ca(カルシウム)

 Mg(マグネシウム)

 この二つの物質の化合物(それぞれ入り混じっている、比率は2:1~3:1で、カルシ

ウムの方が多い)が、スケールと呼ばれる白色固形物です。一般各家庭にもよく発生

致します。保温ポットにこびり付く白いザラザラの物や、キッチンのシンクにつく白い筋

がそうです。つまり、水の中に含まれているカルシウムとマグネシウムが固体化すると

こうなります。そして、何度もくりかえしますが水になかなか溶けません。これは、シンク

を掃除された方なら、良く解るはずです。(今の自然に優しい洗剤とスポンジ程度では、

スケールは溶けないからです。クエン酸を使う商品が良く宣伝されておりますが、つまり

でないと溶けないからなのです。)そして、このカルシウムとマグネシウム、ミネラ

ル成分として有名ですが以前お話した通り水の中から抜き取るのが難しく、地球上の9

9%以上の水には必ず含まれております。(化学的に合成した超純水等しか、これら二

つを含まない水は存在しません。)つまり、世界中のどこでもスケール発生から逃れら

れないのです。そんな中、我々の国日本は世界の中ではスケール発生の非常に少な

い国なのです。それは何故なのでしょうか?

 水は、雨となって大地に降り注ぎます。やがて川となって地下水となってと、様々な岩

盤に接触する間に、カルシウムやマグネシウムを溶かしこんでゆきます。そのため、岩

盤との接触が多ければ多い程、この二つは多く溶け込んでいるのです。逆に、岩盤と

の接触が少なければ、この二つは非常に少なくなります。この2箇所、日本国内ですと

前者が滋賀県彦根界隈であり、後者が静岡県富士市です。彦根界隈の水(琵琶湖で

はなく、湧き水や河川の水)は非常にこれら二つが多い水です。それは、彦根の真横に

あります伊吹山のせいです。(伊吹山は活火山で、常時大量のカルシウム・マグネシウ

ムを放出しております。)そして富士市は、富士山に降った雨が流れ込んでくるのです

が、富士山から10キロ程度しか距離がなく、そのため溶け込む成分が少ないので良い

水となるのです。(製紙会社が多いのは、その水目当てです。)

 しかし、海外では殆どの河川は日本の数倍から数十倍の長さがあります。従って、溶

け込むカルシウムやマグネシウムの量は比ではありません。海外へ行くと硬水が多い

日本のような軟水の場所の方が少ない)のは、このためなのです。ちなみに、マグネ

シウムは下剤としての効果がありますので、硬水を飲むとお腹を下すのはこのためで

す。

 日本でもスケールに悩まされている工場は沢山ありますが、特に問い合わせ頂いた

数が多かったのは、海外(特にアジア圏)です。これまでの説明の通り、スケールが日本より発生

して当然の環境が、海外なのです。これから進出される企業様、或いは進出しお悩み

の企業様、是非銅イオンをどうぞ!

必ず、お役に立ちます!!