工場における、現状での水処理の問題 ②

2010年10月21日

食料品製造会社B社の場合

 前回のA社とは異なり、このB社は内陸部にあります。高速道路が近く、流通に便利

な工業団地の一角にあります。近くに大きな河川はないので、地下水を汲み上げて工

業用水として利用しております。地下水なので、当然スケール成分が多く同時に藻が

発生し非常に困っております。そして、その事はこの会社のみならず、工業団地全体の

問題でもありました。

 業種は異なれど、同じ水を使う以上悩む問題も同じです。ただこの場合、各々の工場

の施設の差が、問題の差となって現れました。この工業団地は食料品関係会社が多

く、このB社も食品関連ですが他の会社と異なる点がありました。それは、製造排水

が余り汚れないので(排水規制範囲よりかなり下)、大規模な排水処理施設を保有して

いなかったのです。(食品関連の会社は、薬剤等も処理できる大規模排水施設を保有

しているケースが多いのです。)また、製品への影響(実際にはありえませんが、イメー

ジを考え)からも循環冷却水には一切の薬剤を使用しておりませんでした。そのため、

日常の細かな清掃(藻がすぐに生える)の負荷に加え、年に1回の定期清掃では酸洗

浄が欠かせず、これがコスト面を非常に圧迫することになっておりました。そんな時に、

環境負荷が非常に低い銅イオン装置をご採用頂いたのです。結果、

1.銅イオン装置により藻が生えなくなった。

⇒日常の労務が減り、また衛生面の問題もクリアしました。

2.銅イオン装置によりスケールが除去でき、高額の清掃費用が大幅に削減で

  きた。

⇒特に、排出規制は今後厳しくなる一方ですから、将来を考えてもこのタイミン

 グでの導入は非常に効果的でした。

と、この様な成果を得て頂きました。

 2回目にこのB社をお話しましたのは、大半の企業はこのB社と同様に、大規模排水

処理施設を保有しておりません。大規模排水処理設備は非常に高額であり、且つ運用

コストも高額になるのでおいそれと導入できるものではありません。従って、B社のよう

な状況になっている企業は非常に多数にのぼっております。そして、このままの状態だ

と、

A.排出関連の法改正(規制強化)

B.改正に伴う排水関連コスト増大

このA・Bのサイクルを無限に繰り返すことになります。ある一定の段階で、このサイク

ルそのものを見直す事を行なわなければ、企業存続が根底から揺らぐことにもなりかね

ません。

 我々は、今こそがまさにその見直すタイミングである

と考えているのです。