工場における、現状での水処理の問題 ①

2010年10月14日

これからは、工場における現状での水処理についてお話したいと思います。いずれも、

実際にヒアリングを行なった工場の話です。

食料品関係A社の工場の場合

 その工場は、沿岸部にあります。食品関連工場のため、排水処理には非常に注力し

高度な排水処理設備を導入されております。循環冷却水についても、その高度な排水

処理設備を使用して処分するため、何も問題が無い様に思われがちですが、実際には

異なりました。それは、水の使用量についてです。

 その工場は製造工程ででる排水を浄化し、循環冷却水として使用しておりました。し

かし沿岸部の影響か、循環冷却系統には藻とスケールが発生し苦慮しておりました。

食品関連が主な業務でありますので、IRの問題から薬品使用できず、そのため濃縮回

避と清掃目的で頻繁に水のブローを行なっておりました。当然使用量は莫大になり、浄

化排水のみでは補えず工業用水を使用することとなりました。しかし、工業用水は無料

ではなく、自治体から購入するものです。結果として、水の使用量は増え続け、コスト増

大となって跳ね返って参りました。「水と安全はタダ。」昔はそんな言葉がありました

が、水は限りある資源です。コストのかかるものでありますし、また大切に使っていかな

ければならないものなのです。当然、その工場もこの問題強く意識しており、排水設備

の一部に逆浸透膜を使ったろ過装置を導入し、循環冷却水の水質を向上させました。

しかし、この逆浸透膜をもってしても、根本の問題解決には至りませんでした。それは

・ろ過装置自体のコスト及び運用コストが非常に高額であること。

・冷却塔は外気を吸引するため、循環冷却水には結果的に不純物が混入すること。

このことから、水質悪化の速度がやや遅くなるのみで水質悪化は防げず、使用量の大

幅削減には至りませんでした。

 そして、弊社の銅イオン装置についての相談となりました。

つまり、銅イオンを用いれば藻やスケールは発生することがなくなり、今までできなかっ

た冷却水の濃縮運転ができる。その結果、水使用量の大幅な削減が実現できるから

なのです。

 たかが水、とお考え方もおられますが上記の会社様におけるコスト負担は非常に大き

いものであり(現状の顧客様ですので、数値の開示は控えさせて頂きます。)、またEC

Oの面からも水を汚さず、何度も使うことは企業として当然のことであります。今後も、こ

の様な相談が増え続けると弊社では考えております。