水と空気の関係⑤

2013年06月20日

 空気に含まれている成分が、水に溶け込んで様々なトラブルを起こすことをこれまでお話してきました。逆にこの作用を、利用している場合もあります。
 
自動車等の塗装ブースに、これらを利用した設備があります。
自動車等の塗装は、吹きつけと呼ばれる塗料を材料に吹き付けて塗装するのが一般的です。この方法は部品全体で一気に行うため、ムラは勿論異物付着等があると全て駄目になってしまいます。そのため、塗装ブースに送る空気は事前にホコリ等を除去した空気を用いる必要があります。このホコリ等を除去する設備は、冷却塔とほぼ同じ構造の設備なのです。充填材を小部屋に敷き詰め、水充填材に沿わせて落下させる仕組みを作り、そこに空気を通過させる、これだけなのです。空気に含まれるホコリ等は水と取り込まれ、残りは空気だけが通過します。こうして生成した空気を塗装ブースで使用するのです。
 
次回も空気のお話をします。