水質分析④

2013年01月3日

 今回は次の項目を説明したいと思います。
 
 鉄分(全鉄)
 鉄分は、自然界に豊富に存在します。電気を通しやすい物質のため鉄分の含有量が多い場合は、電気伝導率の数値に大きく影響を与える物質です。この鉄分を計測する目的は一つ、サビの生成です。しかし、その意味は二通りの意味があるのです。
 
 サビは酸化鉄と呼ばれる鉄分と酸素が組み合わさったもので、いくつかの種類があります。一般的なのは赤サビと呼ばれるものと黒サビと呼ばれるものの2つです。問題なのは前者の赤サビです。
 
 赤サビ自身の特徴は、容易に発生し且つその脆さです。水に鉄分が含まれていると簡単に発生します。そしてサビは塊となり、経路の異物となり水の流れを阻害します。そして、一番の問題は生成されたサビは付着する鉄(ステンレスも含む)に対し貰いサビを起すことです。つまり発生したサビは、既存の鉄までサビさせていくのです。配管が破損する事故の原因が、このサビによるものなのです。水質分析の結果、異様に鉄分が多く見られる場合は、この貰いサビの進行を疑うことをお勧めします。