工場での事故について

2012年10月24日

 日本各地の工場で、爆発や炎上といった事故がニュースで報道されています。それらの原因は様々ですが、共通にキーワードがあります。それは“冷却”なのです。
 
 先日発生した爆発事故、原因の一つに冷却系統の老朽化があります。しかし、実際に本当に老朽化していたのでしょうか。殆どの工場では、定期修繕として常に設備の点検や更新を行っているはずです。冷凍機や熱交換器といった重要な設備は、それこそ点検や清掃をかかさず実施しているはずです。そのため、単なる老朽化とは考えにくいものです。では一体なにが原因なのでしょうか。それこそ、冷却系統に発生するスケールや藻のせいなのです。

 一般に、定期修繕の際には機器の点検や清掃、部品交換を行ないます。しかしそれらをつなぐ配管については、ほとんど何もできていないのが現状です。これまで、ビルや工場と様々なお客様とご面談させて頂きましたが、配管そのものにはどこのお客様を何もできていないのが現状でした。配管は外からみただけでは何もわかりません。内部で何が起こっているのか、サビが進行しているのか(美浜原発はこのケースです)、スケールの発生により冷却効率が悪化しているのか。恐らく、こういった要因も事故の発生原因の一つであると思います。
 
 次回は配管について、お話したいと思います。