冷却塔と熱交換

2012年04月1日

熱交換について

 冷却を要する機器(冷凍機や金型等)に、冷却塔ラインは直結されておりません。中間には熱交換器があり、これを介して熱の受渡しを行っております。
  機器⇒熱交換器⇒冷却塔
の順で、熱は受け渡されていきます。しかし、何故このように装置に冷却塔ラインを直結させないのでしょうか。
 
 これまでお話してきました通り、冷却水は濃縮し様々なトラブルを発生させます。この機器に直結させないのは、これらのトラブルが機器に発生することを防ぐためなのです。確かに、冷却塔ラインと直結しなければ機器がトラブルに見舞われることは少なくなります。しかし、本来の目的は機器の冷却です。機器がトラブルに見舞われなくても、冷却塔にトラブルが生じ冷却効率が悪化すると大きな問題となります。
 
 前回の清掃のお話も同様ですが、機器と冷却塔を切り離して考えておられるケースがあります。しかし、このように冷却塔は全てに影響を及ぼす装置です。冷却塔はトラブルを起せば、全てに悪影響を与えます。また、冷却塔が動いてるから大丈夫なのではなく、その影響も注意して下さい。不良品発生率が高くはないか、冷凍機の負荷が大きくはなってはいないか、それらは冷却塔の冷却効率が悪化した結果なのです。
 
 冷却塔・熱交換器・機器、この中で構造が簡単でかつ安価なのが冷却塔です。しかし、一番重要な役目を担っているのです。もう一度冷却塔を見直して、熱交換を調べて下さい。すべてはそこが一番重要なのです。