何故節電なのか?~電力を蓄える~

2012年02月2日
 今回も節電に関するお話です。
  
 
 発電した電気を蓄える、当たり前のように感じますが、実はこの電気を蓄えるのが大変なことなのです。
 
 
 蓄電池、と呼ばれるものがあります。これは電気を蓄える装置ですが、発電が容易なのに対し蓄電が極めて難しいのです。電気自動車が発売されていますが、その問題は航続距離の短さです。つまり長い距離を走れるだけの電気を蓄えておく事が未だにできないのです。このように、電気生み出す事はそれほど難しくはありません。問題はその電気を溜めておくことができないのです。
 
 
 本州では夜間電力、と呼ばれるものがあります。これは原子力等の24時間発電によるものです。夜間は昼間より当然のことながら消費電力が少なくなります。作られた電気は簡単には蓄えられませんので夜間の電気代は安くしてでも使って頂いた方がよい、これが夜間電力です。そのため、原子力発電を行っていない沖縄県では、夜間電力は存在しません。しかし本州でも、夜間電力が無くなる状態におちいりつつあります。それはこれまで使われていた原発が次々に停止し、夜間に余っていたはずの電気が無くなってきたからなのです。この夜間電力対応のため、工場では夜の操業を行っていたところも多いと思います。夜間の安い電気コストにより低コストを目指していたものが、そのメリットが無くなる可能性があるのです。
 
 
 以前もお話しましたが、夜間電力は節電ではありません。コスト安く上げる方法の一つではありますが、電気使用量を少なくするものではないのです。電力は簡単には蓄えられません。ましてや近々電気料金は値上げされる方向です。その意味からも節電に取り組んでいかねばならないのです。